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有機野菜の条件

過去、日本の有機農産物は「有機無農薬野菜」「天然づくり」「無農薬野菜」「自然農法野菜」などさまざまな表記で混乱していましたが、現在は「有機JASマーク」をつけた農産物だけが有機野菜として認められています。農林規格JAS法の大まかな規準は以下のようなものです。

 
有機農産物の概要
  1 自然由来の堆肥等で土作りを行い、初めて作付けする前2年以上、収穫前3年以上、禁止された農薬や化学肥料を使用していない田畑で栽培していること
  2 栽培中において禁止された農薬や化学肥料を一切使用していないこと。
  3 種子、堆肥等も含め一切の遺伝子組換え技術を使用していないこと。
  4 収穫その他、栽培地の生態系の維持に支障を及ぼす技術や資材を使用していないこと。
  5 有機栽培された種子であること。ただし、それが不可能な場合はその限りではない。
 

以上のように、「有機農産物」として表示できるものは日本のガイドラインの大枠では、化学農薬、化学肥料および化学土壌改良材を使用しないで栽培された農産物、および必要最小限の使用が認められる化学資材を使用する栽培により生産された農産物で、化学資材の使用を中止してから3年以上を経過し、堆肥等による土づくりを行なった圃場で収穫されたもの、とされています。

また、「やむをえない場合」と規定されてはいるものの、有機の種子がほとんど栽培されていない日本では、消毒された種子や化学肥料によって栽培された種子を使う以外になく、種子に関してはざる法となっています。
そのほかにも、化学肥料や農薬を使用し栽培した牧草や、化学物質を含んだ飼料を食べた家畜の堆肥についても規制がなく、さらには、「必要最小限の使用が認められる化学資材」とされる規格のなかには、殺菌剤のボルドー剤(液)や殺虫剤のデリス乳剤などが含まれており、欧米などの基準からは大きく外れ、完全な有機農産物とはいえないのが日本の有機農産物なのです。
JAS有機農産物だから安全が保障されているわけではない。

上記で説明したように、欧米の有機野菜と違って、日本の有機JASマーク表示の農産物は、一応「無害」とされる化学肥料・土壌改良剤や農薬も使って栽培したものも含まれ、完全に安全が保障された農産物とはいえません。
種子消毒や堆肥内化学物質についての規制はなく、有機JAS法で「必要最小限の使用が認められている化学資材」の中には、殺菌剤のボルドー剤(液)や殺虫剤など、発ガン性が疑われるものや、環境汚染物質もあることから、JAS有機農産物が完全に安全・安心なものではないことを知っておきましょう。
 
 
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